「あ。愛ちゃん。
新ちゃんも、清ちゃんも結構成績いいからね」
「え。そうなの?」
「うん。俺は首位だけど。
新ちゃんや清ちゃんは20番以内に入ってるよ」
「………」
天は二物も三物も与えてしまうのですね。
羨ましい限りです。
「あっきーや、清二は勉強得意っぽいけど、俺は努力型。
たくさん復習してるだけ」
「俺も得意じゃないって」
それに本間があははって笑う。
…でも、確実に私よりも得意だと思います。
私もバカではない。と…信じたいけど。
「じゃあ、誰に聞いても平気なんだ。
助かるな、それ」
「…愛ちゃんは俺に聞けばいいの」
いや、結城と本間は同じクラスだし、席後ろだし。
寧ろ、こっちに聞く方が早いんだけど。
「愛ちん、俺達に聞いたら秋人がヤキモチ妬くぞ」
「…あ」
成程。そう言う事か。
本間に言い当てられた秋人は、少し照れ臭そうにしている。
まあ、そうか。
秋人に聞くのが一番いいかもね。
学年首位だし。
わからない事がなさそう。



