それから毎日、薫は猫と庭で遊んだ。





ある日は、追い掛けっこを。


薫「待て待て〜!!」


猫「にゃんっ」





また別の日は、かくれんぼをした。


薫「あ、猫ちゃん見っけ!!」


猫「にゃ………」





この光景を見ていると、薫が小さな子供か何かに見える。


しかし、薫は10代後半のような容姿なのだ。





土「なぁ、薫。お前………幾つだ?」


薫「え、知らないよ。そんなの自分が知りたいよ。」





と本人は忘れているのだが、実際の年齢は13歳。


今で言う、中学一年生なのだ。