左之は、新八の言葉に頷くと薫を横抱きにして持ち上げた。
そして、新八は素早く庭から上がると土方さんの部屋の戸を勢いよく開けた。
一一一一一がらがらっ
新「土方さんっ!!」
土「………どうした。」
左「どうしたもこうしたもねぇよ!!あんたは何やってんだ!!」
新八の後にも左之が勢いよく部屋に入ってきて、流石の土方も驚いて振り向いた。
そして土方の目は、左之の腕の中に目がいった。
土「薫、か………?」
左「あぁ、そうだよ。雨の中で庭に倒れてたんだよ。」
新「何があったのか聞かせてもらおうか。」
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