True〜新選組と消えた記憶〜





左之の言葉に頷いた新八はが猫に飛び掛かると、猫はするりと逃げた。


そして、そのまま土方の部屋がある方に駆け出した。





左「やばい!!新八、急いで捕まえるぞ!!」


新「おぅ、分かってるって!!」


猫「にゃ〜ん」





その後、猫を男2人は追い掛け続けた。


そして、とうとう土方の部屋の前まであと少し、という所まで来てしまった。





左「新八、ゆっくり。ゆーっくりだぞ。」


新「あぁ、ゆーっくりな。」


猫「………みゃ」





猫は今、土方の部屋の戸の目の前に当たる庭に座っている。