暫く待つと、土方が手拭いを持ってきた。


土「ほら、さっさと拭け。………って、何だそれは。」





土方が指したのは、薫の腕の中。


そこには1匹の猫がいた。


薫「何って………猫だよ?」


土「いや、見りゃ分かるよ。」





薫に素早く突っ込みを入れた土方は、猫に触れようと手を伸ばした。


……………しかし、


猫「ふしゃぁあっ!!」





突如、薫の腕から飛び出た猫が土方に飛び掛かった。


一一一一一ばりっ


土「いてっっ!!?」


薫「………ざまぁみろ。」