そんなある日、雨が降っていて薫は外に出ようと思わなかった。


そして部屋には、土方が机に向かって仕事をしている。





薫がやることがなく暇していると、外から何かが聴こえてきた。


一一一一一みゃあ…みゃあ………


薫「猫!!」


土「はぁっ!!?………って、おい薫!!」





土方が止めるのを無視して、薫は庭に降りて茂みに手を突っ込んだ。


薫が手探りで手を動かしていると、手に何かが当たった。





薫は、それを掴むと茂みから手を出した。


猫「みゃあ。」


薫「よしよし、もう大丈夫だよ〜。」