薫からの返事がなく、土方が不審に思って薫を見た。


すると、薫は布団も敷かずに固い畳の上で寝ていた。


土「ったく、風邪引くぞ。」





とは言うものの、薫はとても気持ち良さそうに寝ている。


流石に、土方も起こそうと思えずにいたのだ。


土「……………薫〜?」


薫「………むにゃ。」





溜め息を吐いた土方は、取り合えず掃除の時に片付けた布団を2組敷いた。


そして、布団の上に薫を連れて行った。


土「ったく、迷惑かけやがって………」





などとぼやきながらも、土方は薫に布団を掛け、自分も別の布団に入った。