薫は誰も居ない廊下で1人立ち尽くしてしまった。


するとそんな時、柱の影から人が現れた。





山「おや、丁度良かった。貴女の様子を見に行こうとしていたのですよ。」


薫「あ、えと………ご迷惑をお掛けしました……………」


山「いえいえ、寧ろ土方君の意外な一面が見れました。」





柱の影から現れたのは、山南だった。


山南は、薫の姿を見ると微笑んで近付いてきた。


しかし、薫が不安気な顔をしているのを見ると、山南はふっと笑った。





山「安心して下さい。土方君達は少し御用改めに出ているだけです。皆、無事に帰ってきますよ。」


薫「あ、私………そんなに分かりやすいですか?」