土方と平助は、男だと思っていたらしい。
2人は、驚いた顔で郁を見た。
左「何で分かんねぇんだよ。こんなの見れば分かるだろうが。」
総「ほんと。女の子に刀を向けるとか………土方さん酷すぎ。」
左之と総司は、見て直ぐに女だと気付いていたらしい。
ところで、郁は土方と平助の大きな声に驚いて、すっかり泣き止んでいた。
郁「ねぇ、私はどうしてここに居るの?」
平「ん?あぁ、俺らが倒れている所を見付けたんだよ。」
質問に答えた平助を見て、郁は首を傾げた。
郁「私は貴方達と知り合いなの?」
平「違うよ、初対面だ。あ、俺の事は平助って呼んで構わないからな!!」

