薫は、紳士的な山南にぎこちなく挨拶をすると、頭を下げた。 そんな、あどけなさを少し残している薫を見て山南が微笑んでいると、土方が口を開いた。 土「山南さん、何が収まったんだ?」 山「あぁ………薫君の声を一部の隊士が聞いてしまったようでね。少しざわついていたんです。」 山南の言葉を聞いていた薫は、自分のせいだと知ると、頭を下げた。 薫「山南さん、ごめんなさい。」 山「いえ、大丈夫ですよ。芹沢さんが借りていたお金の、返済を求めに来た人が女性だった、と隊士には説明しておきましたから。」