True〜新選組と消えた記憶〜





すると左之は、再び平助に口付けをしようとしている薫を、平助から離した。


左「薫、それ以上は止めておけ。平助がぶっ倒れる。」


薫「……………ぶぅ。」





左之が、薫の頭を撫でながらあやすように言うと、薫は頬を膨らました。


それを見ると、薫が幼く感じられる。


左之は苦笑すると、薫の顔を覗き込んだ。





左「んな顔すんな。ほら、そろそろ子供は寝る時間だぜ?」


薫「……………じゃ…い。」


左「………ん?」


薫「かおりゅは子供じゃにゃい!!」





薫は、怒って左之を見上げた。


………とは言え、酔っているためか全く怒っているように見えないのだが。