外から聞こえるのは、楽しそうな3人の声。


薫は気になり、着替えを済ませると静かに襖を開けた。


一一一一一がらがら


薫「わぁ………凄い!!」





襖の向こうは、別世界だった。


見渡す限りの銀世界。


そう、薫達が寝ている間に雪が降っていたのだ。





左「お、薫じゃねぇか。」


平「おはよ〜、薫もやろうぜ!!」


新「おぅ、こっち来いよ。2対2で早くやるぞ!!」





銀世界に立っている3人は、薫に気付いた。


そして、それぞれの手には雪玉が握られていた。


薫「え、雪合戦?」


平「あぁ、やっぱり雪が降ったらこれだよな!!」