それから季節が過ぎた。


涼しかった秋も終わって、寒い冬がとうとうやってきた。





そんなある日の朝、布団から出た薫はいつもとは違う寒さをほんの少し感じた。


薫は、何だろうと少し疑問に感じつつ、珍しく寝ている土方を起こさないように着替えていた。





薫が着替え終える頃、庭からは薫のよく知った声が聞こえてきた。


新「くらえっ!!」


平「ぅわっ!!?ちょっ………新八っつぁん、水で固めるのなし!!」


左「んなこと言うなら、平助もやればいいだろう?」


平「2対1でんなこと出来るかー!!!!」