長かった? 短かった? そんなの、わからない。 ただ、あたしの息は荒れていて、 相沢さんはしゃがみこんで髪の毛をくしゃっとやってまるまっている。 「ごめん…」 「………っ」 あたしの中でも何かが外れて涙が出てきた。 「…ぅ……っ」 「木島さん……」 ゆっくりと顔をあげてあたしを見るのがわかる。 けどあたしは手で顔をおおってうつむいていた。 「俺、最低なことした…ごめん」 あたしはただ横に振った。 「木島さん」 「ごめんなさい…ちょっと……混乱してて」 「……」