次の日、目を覚ますといい匂いがした。 ベッドにはもう奏響の姿はなくて、 その代わり会話が聞こえた。 「うん、それで?」 「ここを、こうすればまた違う味になるんです」 「すごいね!」 「まぁ」 「なんでこんなにうまいの?」 「それは…親が共働きで」 「なるほどね、」 「遥翔さん、起こしてきますね」 やば。来る。 そう思った時にはもう遅くて襖が開いた。 「あ…」