相沢さんとアパートを出て家へ向かう。 「今日は来てくれてありがとう」 「いつでも、呼んでくれればきますから」 「俺も」 「え?」 「木島さんが辛かったり楽しかったり何かに困ってたらいつでも呼んで?」 「いいんですか?」 優しく頷いて相沢さんは前を向いた。 「また明日ね」 その先にはあたしの家。 「はい。また明日」 そう言うと相沢さんは来た道を戻っていった。 また明日会える。 思うだけでにやけてしまう。