ネコがくれたモノ。




あれから1ヶ月くらいたって、
俺たちは3年生になった。


「久しぶりかも、3人とか」


「うん、ひさしぶり」


遥翔の家に、受験前だからと3人で集まった。


「麻陽はサッカー推薦?」


「うん、そのつもり」


「そっか。奏響は?」


「俺は…」


まだ、何も決めてない。


したいことはあるけど、それは…。


「俺は、楽器に携わりたい」


「楽器?」


「うん。好きなんだ、楽器」


麻陽はすごくいい!と応援してくれた。


遥翔も笑ってたけど頑張れっていってくれた。


「遥翔は?」


「経済を学ぶよ」


「将来性を感じますね」


「あはは、こんなの当たり前だろ」