「奏響が彼氏だったらこんなに泣くことなかったのかな」 「…どうだろうね」 「ねぇ、奏響。」 「ん?」 高2の冬。 「あたしを抱いて?」 俺は。 「何言ってんの? 少し冷静になった方がいいって」 「冷静だよ。 お願い。今、あの人のこと忘れたいの」 麻陽を。 「他にも方法は」 「お願い、お願いだから…」 抱いたんだ。