「麻陽ー」 「なに?」 「麻陽ってとなりの中学いくの?」 「うん、そのつもり」 当たり前の顔になっていた麻陽が開いていのは私立中学のパンフレット。 俺は離れるのが嫌でそう聞いた。 だけど、それに対してやっていることとは矛盾して頷いた。 「遥翔も?」 「うん。私立とかぼっちゃま校とか好きじゃないし」 「そうだよなー!」 安心して俺はサッカーボールを持って2人を誘った。