料理をおいてあたしはまた裏に入る。 「すみません、あそこのテーブル変わってもらえますか?」 「ん?いいけど、なんかあった?」 「友だちなんです」 「おっけい」 仲のいい先輩にお願いして、あたしは別のテーブルへ行く。 バイトが終わるまでそこの席を視界に入れることはしなかった。 さすがに今日は友だちに戻れない。 失恋したその日に、バイトをした自分を褒めたいくらい傷ついているのに。