ネコがくれたモノ。




つぎの日。


あたしは昨日と同じくらいの時間帯にネコを見つけたところに立つ。


すると、昨日と同じように前を歩いていく彼がいた。


あたしは深呼吸して話しかける。


「す、すみません!」


だけど、スルーされる。


なんでだろう?


あたしは彼の目の前に走っていき立ち止まる。


「あのっ!」


「へ?」


俺?と言わんばかりの驚いた顔であたしを見た。