その日に付けられたキスマークは、
消える事を知らないように、ずっと私の首筋から消えない。
1日、また1日。日は経つのに、薄くもならずに、
後が濃くなっていく。…傷が治る前は、濃くなるものだ。
それは分かっていたけれど、どんどん濃くなっていくようで、
何とも言えない気持ちになっていた。
…それに比例するかのように、私の心にも変化が。
異常なほどに、篠田部長を意識してしまっている自分。
それでも篠田部長は、いつもと変わらない様子で、
私と接していた。・・・何事もなかったかのように。
・・・ズルい。
私だけが意識して、篠田部長はまるでただのお遊びだったと言う顔。
何で私だけがこんなにも意識しなければいけないのか?
そんな悶々とした日々。
毎日のように残業ばかりしていて、仕事に集中していれば、
すべて忘れられる、そう思っていたのに。
…あの日以来、篠田部長は、残業はおろか、昼間ですら、
私から距離を置いていると言う事に、1週間ほどが経って
気が付いた。
私を避けているのか?…そう思っただけで、胸がズキッと痛んだ。
それが嫌だった。
私は篠田部長が嫌い、大っ嫌い。
消える事を知らないように、ずっと私の首筋から消えない。
1日、また1日。日は経つのに、薄くもならずに、
後が濃くなっていく。…傷が治る前は、濃くなるものだ。
それは分かっていたけれど、どんどん濃くなっていくようで、
何とも言えない気持ちになっていた。
…それに比例するかのように、私の心にも変化が。
異常なほどに、篠田部長を意識してしまっている自分。
それでも篠田部長は、いつもと変わらない様子で、
私と接していた。・・・何事もなかったかのように。
・・・ズルい。
私だけが意識して、篠田部長はまるでただのお遊びだったと言う顔。
何で私だけがこんなにも意識しなければいけないのか?
そんな悶々とした日々。
毎日のように残業ばかりしていて、仕事に集中していれば、
すべて忘れられる、そう思っていたのに。
…あの日以来、篠田部長は、残業はおろか、昼間ですら、
私から距離を置いていると言う事に、1週間ほどが経って
気が付いた。
私を避けているのか?…そう思っただけで、胸がズキッと痛んだ。
それが嫌だった。
私は篠田部長が嫌い、大っ嫌い。