冷たい上司の秘密の誘惑

『友人と食事をするから』

篠田部長には、そうメールを打った。

今夜は、篠田部長も、何も気にせずに、ゆっくりできるだろう。


・・・そして夜。

私と三浦さんは、一軒のレストランに入った。

最初は、談笑しながら、食事を楽しんだ。

色んな話をしているうちに、時間はどんどん過ぎていく。


…これ以上、話を伸ばしてもよくないかな。

そう思い、本題に入る事に。


「三浦さん」

「・・・ん?何?」


「・・・凄くかってな言い分だってわかったつもりで言いますね?」

「・・・」


しばしの沈黙の後、私は自分の気持ちを打ち明けた。


「私は、ずっと好きな人がいたんです。

それでも、その恋はもう叶わないと思って、

それを見かねた友人が、三浦さんを紹介してくれたんです」


「・・・それで?」


「やっぱりどうしても、私はその恋に賭けてみたい、そう思ったんです。

フラれてもいい、玉砕したっていい。

自分の気持ちに正直に生きていこうって決めたんです。

三浦さんには、申し訳ない事だと十分にわかっています。

でも、どうしても、この恋を忘れられない」