脇道に入ることにも慣れた。街灯があることを知ってからは、夜でも怖いとは思わなくなった。
10分ほどでお店についた。
ドアを開けると、良い匂いが部屋を埋めつくしている。木のような…何の香りだろう。
「あら、いらっしゃい。」
いつもの定位置に座り、珍しく起きていた。
どうやら本を読んでいたらしく、老眼鏡をかけている。膝には開いたままの本が乗せてある。
彼女の足元にはアントが寝ていた。
私が来たのを見ると、ぱっと起きて走ってやってきた。
頭をぐしゃぐしゃ、と撫でてやった。
10分ほどでお店についた。
ドアを開けると、良い匂いが部屋を埋めつくしている。木のような…何の香りだろう。
「あら、いらっしゃい。」
いつもの定位置に座り、珍しく起きていた。
どうやら本を読んでいたらしく、老眼鏡をかけている。膝には開いたままの本が乗せてある。
彼女の足元にはアントが寝ていた。
私が来たのを見ると、ぱっと起きて走ってやってきた。
頭をぐしゃぐしゃ、と撫でてやった。



