「…どうして?」
「海音なら、もうテスト一週間前だし行ってるかなーと思って。
今日も行くんなら私、数学苦手だからさ。勉強教えて貰おうと思ったの。」
前に桃と図書館へ行ったことがあった。
そのとき彼女は、横の席でぐっすりと寝ていた。
それならば静かで、まだよかった。
それよりも困ったのは、場所もわきまえずに、大きな声で話しかけてきたことだった。
何度も注意をして静かにさせた。しかし、他の利用者から苦情があったのだろう。
その日は怒られ、追い出されてしまったのだ。
しまいには次に騒いだら出入り禁止と忠告までされてしまった。
貴重な自習スペースを失うのは痛い。
出来ればこの子とは行きたくはなかった。
また騒がれでもしたら、巻き添えをくらってしまうのは目に見えている。
「海音なら、もうテスト一週間前だし行ってるかなーと思って。
今日も行くんなら私、数学苦手だからさ。勉強教えて貰おうと思ったの。」
前に桃と図書館へ行ったことがあった。
そのとき彼女は、横の席でぐっすりと寝ていた。
それならば静かで、まだよかった。
それよりも困ったのは、場所もわきまえずに、大きな声で話しかけてきたことだった。
何度も注意をして静かにさせた。しかし、他の利用者から苦情があったのだろう。
その日は怒られ、追い出されてしまったのだ。
しまいには次に騒いだら出入り禁止と忠告までされてしまった。
貴重な自習スペースを失うのは痛い。
出来ればこの子とは行きたくはなかった。
また騒がれでもしたら、巻き添えをくらってしまうのは目に見えている。



