恋が運ばれて

「顔色が悪いわ。」

私は彼の額に手を当てた。

「少し熱っぽいみたい、薬でアレルギーはある?」

「いや、ないが。」

「じゃ、この鎮痛剤を飲んで、少し眠った方がいいわ。」

私は冷蔵庫で冷やしてあった解熱シートを彼の額にペタリと貼り付けて

フリースのケットを掛けてあげた。

「ありがとう、恩は必ず返すよ。」

すうすうと彼の寝息が聞こえた。

私は引き続きネットを覗いて

パラグライダーなるスポーツを調べた。

最近特に都会の空を無断で飛び回る人が続出しているらしい

という情報もしっかり読んだ。

「なんて無謀なのかしら。」