恋が運ばれて

私は一人静かな毎日を過ごしていた。

もっぱら自宅にこもり

PCを相手に自分の半生を綴った。

HPは休止中だ。

「誰にも気兼ねせず、のんびり起きれるなんて、最高の贅沢よね。」

今朝も長年の癖で、早くも5時半には目が覚めてしまい

日課のジャスミン茶で一服していた。

もちろん、パジャマのままだった。

ドスッ!

突然鈍い音がした。

「何?今の?外?」

私の部屋は15階建てマンションの14階だ。

地上数十mの所で何かあるわけないのだ。

レースのカーテン越しにバルコニーに動く影があった。

「何?」

恐る恐る窓に近づいた。

「やだ、窓に血?大変だわ!」