自らの手で真子を消したような錯視に



蝕まれる綾介。



しかしそこに、罪悪感はない。



綾介も真子を嫌ってはいたし、



誰かが消えるのが日常となった今、



消えたことに悲しみはないからだ。



もう、慣れてるから。



明日は誰がモルテなのか__



綾介は久琉斗と帰ることはなく、



一人さっさと帰った。



赤崎への恋は本物なのに__



塞ぎ込んだ綾介は、



夕食も早々に終わらせて、



深い眠りについた_____