疑問符が浮かぶ。



「…へ?」



真司が不思議そうな顔をした。



音が鳴る気配が_____ない。



「おい、誰に送ったんだ?」



綾介が、不安気に問うた。



「…赤崎 花香」



花香が、



大きな目をさらに見開いたのを、



誰も見ていない。



「赤崎に?なんで?」



少し、こんな時だと言うのに、



嫉妬が混じったような声で



訊いた綾介。



「なんでって…仲が良いから」



真司がそう言った時、



「うっ、うぁぁぁぁぁあぁぁぁ…!
いや!いやだ…!
私、死にたくない…!!」



花香が泣き叫び、



机に突っ伏して顔を伏せた。



全員が何が起こったのか解らず、



沈黙して固まっている時、



動いたのは、



委員長の暁美だった。