それでも好きだから。




「………やば、よかったじゃん!」



一通り読み終わった千夏は
あたしの前にドンと現れた。


「うわあっ!
もう、驚かさないでよ!」

「何考えてたの~?」

「っべ、別に…!」



なんてそっぽ向くけど
ニヤニヤしている千夏は、
肘であたしをつっついてきた。


「もう~、もっと自信持って!
わざわざこんなメール
送ってこないでしょ、普通」

「でも、林田くんは…「優しいからじゃない!」


ビクンってなった。
千夏が大声を出したから。



「でも…」

「も~!あのね杏奈。
杏奈は可愛いの、
もうそれはあたしがレズに
なっちゃいそうなくらい!
男も杏奈のこと狙ってるやつ
少なくないんだからねっ?
自分が可愛いって自覚しなさい!」