それでも好きだから。





「塚永さん?」

「…っ」

「どうした?」

「っご、ごめんなさいっ」



あたしは2人に頭を下げると
全速力で駆け抜けた。



後ろから林田くんの声がしたけど
あたしは振り向かず走った。





「っはぁはぁはぁ……っ」


あっという間に家の前。


まだお母さんたちは帰ってないみたい。


「ただいま…」


誰もいない家に上がる。
リビングの電気をつけて
テレビをつけた。


あの2人、今頃は
ゆっくり歩いてるよね…。


あたしがいない方が
話しやすいもんね