それでも好きだから。





「ちょ、杏奈顔赤いよっ」

「へっ、え、寒いからだよ~…」

「照れてんじゃないわよ」



するどいつっこみを千夏から受けて
言い返せないあたし。


前を歩く2人は
肩を組んでなんか楽しそう。



「あ、じゃああたしこっちだから」

「おー、気をつけてな」

「じゃあね、杏奈」

「え…」



ばいばい、という前に
千夏は走り出した。


確かに、千夏の家はあっちだけど…。



これから、あたしと林田くんと拓弥くんだけ?