それでも好きだから。




「理科苦手だもんね、杏奈は」

「千夏は得意だもんね」



2人で笑い合う。



「お、起きた!大丈夫か!」

「…っうるせえよ……」



隣から明るい声と落ち着いた声が聞こえた。



拓弥くんも、来てたんだね。



「塚永、佐々木、
瞬も起きた!」

「聞こえたよ」


あたしと千夏がハモると、
拓弥くんは可愛い笑顔を見せた。


「あ、大丈夫?」



林田くんの目線は、あたし。