「まさか、家に帰る なんてことはないわよね?」 「うっ…」 「ご両親いないんでしょ? 私も仕事があるし、 送って行けないし…。 ご両親、いつ仕事終わるの?」 「えっと、7時ごろです」 「そう、じゃあそれまで ここでおとなしくしていなさいね」 優しく笑った先生は、 まだ仕事があるみたいで、 保健室から出ていった。 …ということは。 今、保健室には あたしと林田くんだけ。 「…えぇ……」 別に、なにもないけど。 しかもカーテンで見えないけど。 …緊張する……。