それでも好きだから。




男に殴られて俺は頭をぶつけた。
血が出たけど、
女の子を助けなきゃ、
その思いが強かったから、
そんなの気にせずに、
男をそこから追い払った。



そしたら頭を6針縫った。



「あんときはしょうがねえよ」

「だからといってな」

「ま、サンキューな」



拓弥の肩を叩いて
俺は自分の席に戻った。





ふと思い出すあの時のこと。
あの女の子は今、
どうしてるんだろう………。



制服違うかったし
ありがとうございました、
そういってどっか行っちゃったし。



ま、もう会うことはないだろう。