それでも好きだから。




「…もう、お前可愛すぎだから」

「…瞬はかっこよすぎるよ……」

「お前なー、
この状況でそう言うこと言うなよ」

「へ?」


いまだに鈍感な杏奈は、
きっと何を言っても
分かってくれないと思う。


俺の世界には杏奈しかいらない、
そう大人っぽい発言をしても
きっと杏奈の頭の中は
ハテナだらけだと思うし。


でも杏奈は、確実に大人になってる。
外見にしろ中身にしろ。
俺よりも全然大人。


そんな杏奈に、
いつか置いてかれるんじゃないかって
俺はいつもドキドキしていて。


だけど、やっぱり
俺は杏奈じゃないとダメなわけで。



「杏奈、一生大事にする」

「…うん」


杏奈の唇に口づけをする。



「…っん、しゅ、ん…」

「…うるさい」

「んん…っ」


俺たちはそのまま
またたくさん触れあった。



ほら、俺多分
一緒杏奈から離れられないよ。