それでも好きだから。




眩しい朝日で
俺は目を覚ました。


目の前にはまだ眠ってる杏奈。


「…杏奈」


小さい声で呼ぶと
杏奈はゆっくりと目を開けた。


「…っへ?」

「……ちょ、いきなり飛び起きんなよ」

「え、…あ、きゃっ…」


急いでベッドに戻る杏奈。


「昨日の杏奈、最高に可愛かった」

「…っもう~」


やっと状況を把握できたのか
シーツに顔をうづめる杏奈。


杏奈と出会って10年。
付き合い始めて5年。


そして、もうすぐ結婚。


世の中、こんな上手く行くもんなんだな
と少し関心する。


たぶん俺、全然大人になってない。
ずっと高校生で止まってる。


顔とか背とかじゃなくて、
俺の性格が。


杏奈のことになると、
いつでも歯止めが効かない。


「…杏奈、愛してる」

「…っあたしも!」