「が、頑張るから…」
「え、あ、うん」
顔を真っ赤にして
俺に言う塚永が
愛しくて仕方なかった。
「…へ、瞬くん?」
「いいから」
俺の腕の中には塚永。
登校中の生徒がいるにも関わらず
俺は塚永を抱きしめた。
もう俺、一生塚永から
離れられる気がしない。
いや、離れないんだけど。
「ほんと可愛い奴だな」
「っ…もう~」
俺の背中に手をまわして
軽くたたく塚永。
「何しても可愛いから無駄」
ふっと笑って
自分の唇を塚永の唇に重ねた。
「…っんん」
苦しそうな息を漏らす塚永。
ダメだよ、それ。
逆効果だから。
…でも、登校中というのもあって
塚永を自分から離して
手を握って歩き出す。
あぁ、神様。
こんな俺に、ありがとう。
塚永と出会わせてくれて
ありがとう。

