それでも好きだから。




「まもなくー、翠川駅、…-」



しばらく電車に揺れていると
俺たちの学校の最寄り駅についた。


緊張して暑い。
塚永とこんなにくっついて暑い。
残暑が残るから暑い。


どの暑さかわかんなくなった。
でも、1つ言えるのは。
紛れもなく、塚永が俺の彼女ってこと。



「…降りるか」

「うん」


塚永から少し離れて
塚永を先に降ろした。



この駅は大きな駅ではないけど
学校やビルなどがあるから、
結構人が利用する。



「あー、ほんとあっちい」

「なんかごめんね?」

「え、なにが?」

「あたしだけ、苦しくなかったから…」

「あぁ、気にすんな」



軽く塚永の頭をなでると
赤くなる塚永。


もう、ほんとなんなの。
この可愛すぎるやつは。