それでも好きだから。





親友が付き合えた日に、
俺は失恋をした。


これ以上情けない男いるかよ。



「……っはぁ」


岸本への想いはどうしよう。
こんだけ好きなのに
伝えないって俺らしくない
って自分でも思うし…。


でも向こうも失恋したばっかりだ。


そうだ、ここは少し様子をみよう。
そしてそれから、
また第2章として恋を始めよう。



「…っ頑張るしかねえな」



つぶやいたのと同時に、
瞬と塚永が幸せそうに
笑いあって子供を連れて
俺に会いに来る風景が見えた。


情けないけど、
親友の将来くらいいわってやらねえと。


これから先、
瞬と塚永はどうなるんだろう。
きっとあの2人のことだから
ゆっくり進んで行くんだな。


そして俺も、
ゆっくりこの恋を育てていこう。



拓弥side End .