ゲレンデの恋

白い脚に赤い傷跡が一線残っていた。

言葉にならなかった。

真横に切ったから、余計に目立った。

「くそっ。」

あれから1週間だ。

もう1週間経てばもう少し良くなるだろうか?

俺にはどうすることもできない。

彼女はどう思っているんだろう、傷のことを。

そして、俺のことを。

なぜもっとはっきり俺を責めないのか?

あれほどの傷なのに、

俺が思うより大した傷ではないとでも思っているのだろうか?

俺にはわからなかった。