ゲレンデの恋

「こんばんは!会社の帰りですか?」

「そう、何か食べに行こうか?」

私は杉山さんとファミレスへ行った。

「遅くなって悪かった。」

「いいえ、私、夜遅い方だから。」

「傷はどう?」

「ええ、大丈夫です。」

「そう、土日は何をしてる?」

「う~ん、いろいろです。」

「明日時間ない?君にウエアを見てあげたいんだ。

俺じゃサイズがわからないから、昼頃いい?」

「はい、ありがとうございます。」

杉山さんはIT系の会社に勤めているらしい。

車通勤なのかしら?

食事しながらしゃべった。

「カメラは父の形見なんです。どれもかなり古くて重いものばかりなの。」

「あの時も太いベルトで首から下げていたような。」

「はい、首から肩にかけてちょっとつらいです。」

「う~ん、男でもかなり重く感じるかもしれない。」

彼は私よりも年下かもしれないと思った。

「食べたら帰ろうか?」

「はい。」

彼がご馳走してくれた。

「ありがとう。ご馳走さまでした。」

「外は寒いな。」

私たちは車に駆け込んだ。