出会いはある冬の朝。



私がいつも通り朝の新聞をポストに取りに行った時のことだった。



「うー。さむさ「僕のが寒いよ。」



「………?……誰?!」




ポストの隣にうずくまっていたのは、



「……天使様様だし。」



…………て……んし………



私は天使と名乗る彼をまじまじと見つめた。



金髪でサラサラの髪。




青く、サファイアのような瞳



周りは束になるほどの金色の長い睫毛が縁取っている。



プルンと潤ったピンクの唇に



透き通るような白い肌。



すごく………綺麗……………。



そう。彼はまるでこの世のものでないほどに美しかった。



まぁ実際天国のものだったのだけれど。