「えと、あの…」
「見てればわかる…
まぁそれをわかってて言う俺も俺だけど」
一呼吸置いて十夜さんは口を開いた
「俺は朝希を見てる愛莉が好きなんだ」
笑ってるけど…悲しそうな表情
「十夜さん…」
「なんでお前が泣きそうな顔してるんだよ」
「泣きそうになってないですよ…」
「バカだな…お前」
ため息をついて十夜さんは立ち上がった
「ちょっと…出掛けてくる。
愛莉、キスして悪かったな…」
私の頭を撫でて十夜さんはリビングを出ていった
楽しいだけが恋じゃないってことを知った
苦しいこともあるんだ…
唇に触れると熱を持っていた
初めて…キスされた
私…どうしたらいいの…

