気付けば私は十夜さんの腕の中…
「なっなな、十夜さん…!」
「…なんだよ」
十夜さん寝ぼけてるの!?
「あっあの…この体勢は…?」
十夜さんは無言
顔が思ったよりも近い…
「愛莉」
名前を呼ばれて顔を上げた
唇に触れた柔らかい感触…
これって、もしかして…
なかなか言葉が出ないでいると
「お前がそんな顔するからだ…
気抜くと俺何するかわかんねえよ」
どういうこと…?
「愛莉…好きだ」
起き上がった十夜さんが真っ直ぐな目で私に言った
「返事はいらない…お前見てたらわかるから」
「え…?」
やっと出た言葉なのにそれ以上が何も言えない
「お前、朝希が好きなんだろ?」
その言葉が私の頭に響いた

