そして、部屋が暗くなった
「ちょっ…停電?」
嘘…
やだ…
私、雷苦手なのに…
雷が近くで光った
「……!」
よりによって…
こんな日に3人ともいないなんて…
どんどん強くなる雨足
-そして、どこかに雷が落ちた
「きゃー!」
涙が出そうになると…
「愛莉!」
勢いよくリビングのドアが開いた
暗いリビングに入ってきたのは…
「あ…さき」
朝希が帰ってきた
「大丈夫?愛莉」
しゃがみこんでいる私のもとに朝希は
駆け寄った
再び鳴る雷…
私は肩を震わせた
「愛莉…雷苦手なの?」
そう尋ねられて私は何度も頷いた
「愛莉、耳塞いでて」
顔を上げると朝希はそう言った
言われた通りに耳を手で塞いだ

