「何があったわけ?
急に夕陽が家飛び出してったんだけど」
入れ替わりに朝希がリビングに入ってきた
「何がってこんなことがあったんだよ…
お前なんで濡れてんの?」
「途中で雨降ってきた」
十夜さんは私の足元の割れたお皿の破片を丁寧に拾い始めた
「愛莉、夕陽のことは放っておけ」
放っておけ…?
あんな…悲しそうな顔見たら放っておけないよ
「十夜さん、この片付けお願いします」
リビングを走って出た
「ちょっ、おい!外雨降ってるんだぞ!」
十夜さんの声がリビングから聞こえた
傘立てにあった傘を手にして、玄関を飛び出した

