「はい!いってきます」 車を出ようとしたら朝希の手に力が入った 「十兄、もう少しここにいてくれる。 入り口まで俺も行ってくる」 「おう」 朝希と降りて、一緒に会場まで歩く 「愛莉、寒くない?」 「手繋いでるから大丈夫」 いつでも朝希の手は暖かい あっという間に入り口に着いた 受付は人でいっぱいだった 「そろそろ行くね」 「愛莉、一緒に大学通おうな」 私の頭をそっと撫でた 「うん!」 「それじゃ、いってらっしゃい」 その言葉を背に試験会場に向かった