「…私が選んだやつだよ」
「ふーん。やっぱり」
朝希は意味深な笑みを浮かべた
「とっとりあえず!これ買ってくるね」
いたたまれない雰囲気から逃げるべく、私は
ストラップを持ってレジに向かった
ストラップを購入して朝希の元へ戻った
「おまたせ…朝希?」
朝希は壁に寄りかかってボーッとしていた
「あぁ、ごめん…買えた?」
「うん、買えたよ。そろそろ帰る?」
「そうだね、帰ろうか」
朝希は私の手を握った
さっきよりも手が暖かい気がする
駅に行くとちょうど電車が来ていた
それほど人はいなかったから座れた

