「…なんなんだよ。」 しばらくして、俺は一人呟いて、箱を手に取り家に入った。 テーブルの上に置き、じっと箱を見る。 「愛することって……笑わせんなよな。」 言葉とは裏腹に、俺は笑うことができない。 俺にこれを渡した時の華の笑顔が脳裏に焼き付いてはなれないんだ。